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材料の拾い出し・数量計算のやり方図面から発注リストまで

拾い出しの上手い下手は、センスではなく手順です。工種ごとに正しい単位で拾えば、数量は誰が計算しても同じになります。

拾い出しとは:数量を「単位付きで」出す作業

拾い出し(拾い)とは、図面や現場から工事に必要な数量を単位付きで抜き出す作業です。 「外壁シーリング 520m」「屋上平場 310㎡」のように、あとで単価を掛けられる形にすることがゴールです。 見積の根拠になり、材料発注の根拠になり、出来高の根拠にもなる、施工実務の土台です。

拾い出しがぶれる会社は、見積・発注・請求のすべてがぶれます。 逆にここが固まっていれば、材料の計算は「拾った数量に使用量の係数を掛けるだけ」の機械的な作業になります。

工種ごとの「拾う単位」を間違えない

最初に決めるのは単位です。工種ごとに拾う単位は決まっていて、ここを間違えると後段の材料計算が全部崩れます。

工種拾う単位拾い方の要点
防水(平場)平面の縦×横。ドレン・架台などの欠き込みは小さければ差し引かない
防水(立上り)㎡(高さ×周長)平場と分けて拾う。使う材料の粘度が違うため
シーリングm(+目地幅・深さ)延長だけでなく断面寸法をセットで記録する
塗装㎡(塗料の種類別)外壁・軒天・鉄部で塗料が違う。種類別に分けて拾う
下地補修m・㎡・箇所ひび割れはm、浮きは㎡または箇所。改修は実数精算前提で仮数量
役物・金物箇所・本端部金物・ドレン・脱気筒。図面より現場写真が確実

ポイント

単位とセットで「どの図面のどの面を拾ったか」をメモに残します。 あとで数量の根拠を聞かれたとき(査定・追加工事の交渉)に、メモが無いと拾い直しになります。

拾い出しから発注リストまでの手順

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    図面を工種ごとに色分けして拾う

    1枚の図面で全工種を一度に拾おうとすると必ず漏れます。工種ごとにマーカーの色を決め、拾い終わった面から塗りつぶすと、未拾いが目で見えます。

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    改修は現地で実測・写真で補う

    改修工事の図面は現況と合っていないことが多く、とくに立上り高さ・目地の断面・下地の劣化数量は現地でしか分かりません。図面拾いに「現地確認済み」の印を付けて区別します。

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    数量に使用量の係数を掛けて材料量に直す

    ㎡×塗布量、m×断面積、というように工種ごとの計算式で材料量に変換します。この段階の式は材料ごとの記事(シーリング・ウレタン防水・塗料)で詳しく扱っています。

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    ロス率を掛けて荷姿で割る

    缶・箱・ロール・本という発注の単位に切り上げます。ロス率は工種と現場条件で5〜20%。根拠を残しておくと次の現場で精度が上がります。

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    副資材を「工種のセット」で足す

    プライマー・バックアップ材・マスキング・端部金物・ビス。主材だけの発注リストは必ず二度手間になります。工種ごとに副資材の定型リストを持ち、毎回同じ並びで確認します。

手順3の計算式は材料ごとに違います。シーリングウレタン防水塩ビシート防水塗料それぞれの記事で、式と換算を個別に解説しています。

ロス率の考え方

ロス率は「勘の数字」ではなく、理由の積み上げです。大きく3種類に分けると決めやすくなります。

ロスの種類見込みの目安
材料に残るロス缶・カートリッジ・ノズルの中に残る分荷姿が小さいほど大きい(カートリッジは大きめ)
施工のロス捨て打ち・飛散・重ね代・端部の切り落とし吹付・シート系で大きい
数量のブレ改修下地の吸い込み・実測とのずれ改修は新築より1段多く見る

よくある失敗

ロスを「全体に10%」で丸める

工種によってロスの出方はまったく違います。平場のウレタンは5%でも、開口部まわりのシーリングは20%出ることがあります。 工種ごとに決めて、実績(余った量・追加した量)で次回を補正するのが精度への近道です。

エクセル拾いの限界と、次の一手

拾い出しの集計はエクセルでも組めます。ただし「拾い→材料計算→発注リスト→発注書」と進むたびに 転記が挟まり、単価改定や仕様変更のたびに手で直すことになります。 転記のたびにミスの機会が1回増える、と考えると、この作業は少ないほど良い。

仕様と数量を入れれば材料・数量・金額まで自動で出て、そのまま発注に進める仕組みにすると、 拾い出しの結果が「そのまま発注書」になります。転記という工程自体が消えます。

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この計算、仕様と面積を入れるだけで終わります。

Matelix は仕様と数量を入力するだけで、必要な材料と数量・金額を自動算出。 そのまま見積・発注までアプリで完結します。防水5工法・シーリング・下地補修・塗装に対応。

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