Matelix

塩ビシート防水の材料拾い出しロール数・接着剤・固定金具の数量

塩ビシートの発注で足りなくなるのは、シート本体よりも役物と副資材です。拾う項目の一覧を持っているかどうかで決まります。

まず工法で拾う項目が変わる

塩ビシート防水は大きく2工法あり、シート以外に拾う材料がまったく違います。 最初に工法を確定させないと、拾いのリスト自体が作れません。

工法シートの留め方シート以外に拾う主な材料
機械的固定(絶縁)固定ディスク+ビスで下地に留める固定ディスク・ビス、絶縁シート、端部押え金物、出入隅の成形役物、ドレンまわり部材、(改修用)脱気部材
接着(密着)接着剤で全面貼りプライマー、接着剤、端部押え金物、出入隅の成形役物、ドレンまわり部材

ポイント

機械的固定のディスクの割付(枚数・ピッチ)は、建物の高さ・立地から求める耐風圧の計算とメーカーの割付図で決まります。 平場と周辺部・隅角部でピッチが変わるため、勘で「@600くらい」と置かず、 メーカーの割付図をもらってそれを数えるのが確実で、保証の面でも安全です。

ロール数の出し方:有効幅で割る

シートは幅・長さともロール規格が製品ごとに決まっています。 計算の肝は、カタログ幅ではなく重ね代を引いた有効幅で割ることです。

必要列数 = 施工幅 ÷ 有効幅 → 切り上げ

重ね代(ジョイント幅)は工法・製品で決まっている。有効幅=シート幅−重ね代

ロール数 = Σ(各列の長さ) ÷ ロール長 → 切り上げ

列ごとの長さ合計をロール長で割る。端数の切り落としが出るため列単位で計算する

割付図を先に書く

面積÷ロール面積で出した「理論ロール数」は、ほぼ確実に足りません。 シートは列単位でしか使えず、切り落としが再利用できるとは限らないからです。 簡単でいいので割付図(どの向きに何列貼るか)を書き、列ごとに長さを拾ってから ロールに割り戻すと、実際の使用量に近づきます。ドレンや設備架台で切り欠く分の ロスもここで見えます。

副資材の拾い方

材料拾う単位拾い方
固定ディスク・ビス枚・本メーカー割付図の枚数を数える。平場と周辺部でピッチが違う
接着剤・プライマー塗布量(kg/㎡)×面積×ロス率。製品仕様書の値を使う
端部押え金物m立上り天端・末端の延長。ジョイントテープ・シールも同じ延長で拾う
出入隅の成形役物箇所図面より現地写真が確実。数え漏れの定番
ドレンまわり部材箇所改修用ドレンは口径の確認が必須。合わないと当日施工できない
溶着剤・シール材ジョイント延長と端部延長から。少量でも欠けると接合できない

よくある失敗

役物を「現場合わせで後から」にする

出入隅の役物やドレン部材は単価が小さいので後回しにされがちですが、 欠けるとその面の施工が丸ごと止まります。シートと同時に、箇所数を数えて同じ発注に載せます。

よくある失敗

改修ドレンの口径を測らずに発注する

改修用ドレンは既存の口径・形状(縦引き・横引き)に合わせる部材です。 現地で実測せずに発注すると、当日「入らない」が起きます。写真とメジャーで先に確定させます。

発注までの手順

  1. 1

    工法とメーカー仕様を確定する

    機械的固定か接着か、シートの厚み・色、保証の条件。ここが決まらないと拾いを始められません。

  2. 2

    平場・立上りの面積と、端部・ジョイントの延長を拾う

    面積(㎡)と延長(m)と箇所数の3種類を、それぞれ別の行で記録します。

  3. 3

    割付図を書いてロール数を出す

    列単位で長さを拾い、ロール長で割って切り上げ。立上りは平場と別に割り付けます。

  4. 4

    副資材を表の順に拾って同じ発注に載せる

    ディスク・ビス・接着剤・金物・役物・ドレン・溶着剤。上の表を上から順になぞれば漏れません。

Matelix

この計算、仕様と面積を入れるだけで終わります。

Matelix は仕様と数量を入力するだけで、必要な材料と数量・金額を自動算出。 そのまま見積・発注までアプリで完結します。防水5工法・シーリング・下地補修・塗装に対応。

あわせて読む